インド工科大学グワハティ校主催のバイオエコノミーに関するシンポジウムに本学教員が登壇しました

令和5年10月11日(水)および12日(木)、インド工科大学グワハティ校(IITG)が主催したバイオエコノミーに関するシンポジウム「Bioeconomy 2023」に、本学グローカル推進機構教員がオンラインで登壇しました。IITGは、本学が国際共同学位プログラム(ジョイント・ディグリープログラム、JDP)を設置している海外協定大学の一つです。

バイオエコノミーとは、陸および海由来の再生可能な生物資源を利用して、食品や物質、エネルギー等の分野で新しいバリューチェーンやより環境に優しく費用対効果の高い工業プロセスを創出することをいいます(詳しくはこちら から)。バイオエコノミーは循環型の低炭素型経済の推進を通して持続可能な社会の構築に貢献すると期待されており、本学グローカル推進機構地域国際化推進部門で開催している「グローカル化のためのSDGs勉強会」でも通底する考え方です。

今回のシンポジウムにはインド国内外の研究者、学生、企業人等が対面およびオンラインにて参加し、本学からは教員3名が招待講演をオンラインにて行いました。

中川 智行(本学 応用生物科学部 教授、グローカル推進機構 国際協働教育推進部門)
メタノールバイオエコノミーにおけるメチロトローフ酵母Ogataea methanolicaの潜在性と能力

海老原 章郎(グローカル推進機構 副機構長)・三輪 真一(グローカル推進機構 特任教授)
インド工科大学グワハティ校と岐阜大学によるグローカルJDPプラットフォームにより推進されるアッサム州の竹資源利用のバイオエコノミー的潜在性

柴田 大輔(グローカル推進機構 客員教授)
日本におけるバイオエコノミー活動-持続可能な社会を目指すための日本政府が策定しているバイオ戦略2019、バイオコミュニティーネットワーク、農林水産省「みどりの食料システム戦略」

発表に対してシンポジウム参加者からは、紹介された酵母の特徴的能力(中川の発表)や竹資源有効利用の鍵技術(海老原・三輪の発表)、バイオエコノミーに関する特定課題のタイムライン(時間予定表)の立て方(柴田の発表)に対する質問等が挙がり、バイオエコノミーに対するインドでの期待と関心の高さを反映しておりました。

本学は、「地域・産業界の国際連携」活動の一環として、インドの竹資源利用による国際連携を推進しています。今後もIITGを入り口とし産官学金の国際連携を深め、日印のバイオエコノミー推進と地域創生に貢献できるよう努めていきます。

  • 写真 写真

    本シンポジウムのチラシ

  • 写真

    発表の様子

Archive

ページの先頭へ

×