[世界展開力] 本学教員がインド工科大学グワハティ校との教育研究連携活動を行いました

 2023年9月15日(金)および16日(土)、インド工科大学グワハティ校(IITG)にて、山内 恒生 准教授(岐阜大学 応用生物科学部)が講義を行いました。この活動は、本学とIITGの共創プロジェクトである「大学の世界展開力強化事業~インド太平洋地域等との大学間交流形成支援~」の一環で実施され、生命科学関連分野における両大学間の教育研究の連携強化を図るものです。この講義で山内 准教授は、植物中に含まれる生物活性成分の構造や、作用メカニズムに関する最近の研究内容を紹介しました。本講義にはIITGのChemical Engineering学科およびBiosciences and Bioengineering学科の学生や教員が多数参加し、活発な意見交換が行われました。さらに、山内 准教授は新たな国際共同研究に向けてIITG教員と討論する機会を得て、今後の研究進展に期待が膨らむ活動となりました。
 上記に加え、岐阜大学・インド工科大学グワハティ校 国際連携食品科学技術専攻(博士課程)初の日本人学生としてIITGに留学中である多賀 勇亮さん(D2)との研究打ち合わせを行いました。国際連携専攻の学生は本学と海外相手大学の両方に在籍し、標準修業年限(博士3年)の中で一定期間を相手大学で修学します。留学を伴う国際的な教育環境の中で講義履修と研究活動を行い、在籍期間を延長することなく両大学による国際共同学位(国際ジョイント・ディグリー)を取得することができます。山内 准教授は多賀 勇亮さんの岐阜大学側の指導教官として、IITG側の受け入れ教員であるRakhi Chaturvedi教授とIITGでの研究の進捗状況や、今後の研究計画について本学生を交えて話し合いが行われました。
 多賀さんは植物色素の単離、構造解析、及び変色メカニズムの解明に関する研究を岐阜大学で行っており、IITGでは植物組織培養の専門の研究室で指導を受けています。2023年4月からIITGでの研究を開始し、2024年3月まで約1年間インドで研究を続ける予定です。IITGでの研究室のメンバーに馴染み、充実した留学生活を送っていました。

※本活動は文部科学省「大学の世界展開力強化事業」の支援を受け実施しています。本学生は融合フロンティア次世代リサーチャーとして東海国立大学機構融合フロンティア次世代研究事業並びに「大学の世界展開力強化事業」から支援を受けています。

[関連リンク]
「大学の世界展開力強化事業~インド太平洋地域等との大学間交流形成支援~」について

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