中部経済産業局及び中部経済連合会との連携企画「Meet Up Chubu vol.64」を開催しました

2025年6月12日(木)、ナゴヤ イノベーターズ ガレージ(ナディアパーク4階)およびオンラインにて、共同研究や新事業展開に関心を持つ企業・研究者を対象とした協業先探索イベント「Meet Up Chubu vol.64 CN(バイオマス・竹資源活用) with 岐阜大学グローカル推進機構」を開催しました。本イベントは中部経済産業局、中部経済連合会、岐阜大学の共催により実施し、対面参加53名、オンライン参加204名の計257名の参加がありました。

冒頭、小山 博之 グローカル推進機構長から、岐阜大学グローカル推進機構のこれまでの取り組みを紹介しました。地域コンソーシアム活動を軸に、北東インドとの連携や竹資源のバイオマス活用の実例に言及し、話題はさらに地球規模の二酸化炭素濃度上昇や、それが植物の成長に与える影響など、環境科学の視点にまで広がりました。

引き続き、海老原 章郎 副機構長が岐阜大学とインドの学術連携の概要や、ジョイントディグリープログラムの展望、さらには地域・企業・大学をつなぐコンソーシアムの重要性について解説し、今後の活動強化に向けて参加・入会の呼びかけを行いました。

会全体の進行は、グローカル推進機構の三輪 真一 特任教授が務め、各登壇者の講演をつなぎながら活発な情報交換を促しました。

企業・研究機関からは、竹をはじめとした植物由来資源の多様な利活用事例が発表されました。愛知海運株式会社によるバイオマス燃料輸入を取り巻く現状の報告、中越パルプ工業株式会社によるセルロースナノファイバーを、薬品を加えず水の力を利用して取り出す技術、丸大株式会社の常温一工程による竹の超微粉砕技術など、環境と経済を両立させる先進的な取り組みが紹介されました。
さらに、植物由来素材を用いた複合プラスチック製品の開発や、竹を活用した鋳造業向け資材の研究、竹抽出物による抗菌・抗酸化製品の紹介も行われました。

本機構では今後も、地域資源と世界的課題をつなぐグローカルな連携を推進し、多様なパートナーとの協働を通じて新たな価値創出を目指してまいります。

※本開催は、令和4年度から継続的に実施しています竹資源利用勉強会としても位置づけています。


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    岐阜大学グローカル推進機構の取り組みを紹介する小山 博之 推進機構長

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    JDPコンソーシアムの取り組みを紹介する海老原 章郎 副機構長


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    司会進行を行う三輪 真一 特任教授

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    (株)タケックスラボの取り組みについて代理発表する青木 哲史 客員教授

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