ヴィータウタス・マグヌス大学 アジア研究センター長らが本学を訪問しました

 2025年1月29日、ヴィータウタス・マグヌス大学(リトアニア) アジア研究センターのアルヴィダス・クンピス センター長、シモナ・クンぺ研究員、名城大学の稲葉 千春 教授が本学を訪問し、吉田 和弘 学長、リム リーワ 副学長(国際担当)、小山 博之 グローカル推進機構長、野々村 晴子 学務部長らと、両大のこれまでの学術・文化交流の歴史や今後の展望などについて意見交換を行いました。特に、学生や研究者の交流をさらに深め、互いの連携を強化することや、学生交流においては夏季休暇の時期の相違や、資金的な支援が難しいことが課題となっている現状などについても話し合われ、非常に有意義な懇談の場となりました。
 その後、14:00~16:00に、「リトアニアと岐阜の絆を紡ぐ」と題した講演会が以下のとおり開催されました。参加者は合計29名(岐阜大学生9名、教職員14名、一般6名)でした。

 14:05 - 講演会の主旨説明
 14:10 - 日本とリトアニアの関係
      講師: シモナ・クンぺ研究員
 14:35 - Public events to commemorate Chiune Sugihara in Lithuania
      講師: アルヴィダス・クンピス センター長
 15:10 - 「杉原だけでは難民を救えない」 リトアニアの貢献
      講師: 稲葉 千晴 教授 (名城大学 都市情報学部)
 15:35 - 交流会

 「リトアニアと岐阜の絆を紡ぐ」と題し、リトアニアと日本の関係、および杉原 千畝氏に関する講演会を実施しました。シモナ・クンぺ研究員には、文久遣欧使節に始まるリトアニアと日本との交流の歴史を、アルヴィダス・クンピス センター長からは、近年リトアニアで開催されている杉原 千畝氏の業績を記念したイベント「Sugihara Week」および「Japan Days」についてご紹介いただきました。さらに、名城大学の稲葉 千晴 教授には、最新の研究成果として、ユダヤ難民を支援した杉原 千畝氏の「命のビザ」の背後にあった、リトアニアの人々による多くの人道的支援についてご講演いただきました。講演会後には、講師を囲みながらリトアニアのハーブティーを試飲し、参加者同士が率直な意見交換を行いました。今回の講演会は、日本とリトアニアの関係を学ぶだけでなく、人道的支援の重要性を考える貴重な機会となりました。
 今回の訪問及び講演会を通じて、両大学の交流がさらに促進されることが期待され、今後も本学は、学生や研究者の交流を通じて、国際的な連携を深めてまいります。


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    アルヴィダス・クンピス センター長とシモナ・クンペ研究員

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    懇談後の記念撮影

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    アルヴィダス センター長による講演の様子

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