[世界展開力] JDP学生向けにGlocal Expert Program科目「グローカル化実践」を開講しました

2025年5月20日(火)、GEPに参加している日本とインドのJD学生を対象としたGlocalization Practice(グローカル実践)の講義を実施しました。

本講義には、JD専攻に所属している岐阜大学およびインド工科大学グワハティ校(IITG)の学生10名(岐阜大学:自然科学技術研究科6名、IITG:連合農学研究科4名)が参加しました。

本講義は、グローカル推進機構の三輪 真一 特任教授が講師となり、テーマを「Introduction of Japanese Industry」として、2部構成で実施されました。

第1部では、「Characteristics of Japanese Industry」として、「Precision and Quality」 「Innovation and Technology」 「Kaizen (Continuous Improvement)」 「Resource Scarcity and Efficiency」 「Export-Oriented Growth」といった観点から日本産業の特性の講義がありました。

第2部では、日本企業の具体的な事例として、特に東海地域と信州に焦点を当てた内容の紹介がありました。愛知・岐阜・三重・静岡・長野の地理的・経済的特徴が紹介され、自動車会社をはじめとする主要企業の集積、交通網の発達、そしてセラミックス産業の歴史的発展などが取り上げられました。

講義では、学生たちはいくつかのグループに分かれ、日常生活における高付加価値製品の特徴や産業ごとの価値創出の違いについて、「製品の単価 (gあたりの価格)」に関する経済分析を行いました。その後、各グループの視点や分析結果について、発表と質疑応答が行われました。

本講義を通じ、日本企業の地域性や産業の多様性について理解を深めるとともに、異なる文化的背景を持つ学生同士が協働して議論を行うことで、学生の異文化理解と課題化理解が深まることが期待されます。

※ Glocal Expert Program (GEP)は、修士・博士課程の学生を対象とした学修プログラムです。専門分野の科目に加えて、地球規模課題の理解、企業研究、海外インターンシップを含む内容で構成されています。プログラムを修了した学生には、岐阜大学およびインド工科大学グワハティ校(IITG)によって、国際共同修了証(Certificate)が授与されます。


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    グループ発表

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