本学教員がアルバータ大学オンライン研修(英語による授業の実践)を受講しました

2021年9月8日(水)~9月30日(木)において、本学教員がアルバータ大学(カナダ)が提供する、英語による授業の実践(English-medium Instruction, EMI)に関するオンライン研修を受講しました。本研修には、工学部及び応用生物科学部から計9名の教員が参加しました。

本研修は、通常はアルバータ大学にて対面形式で行われますが、新型コロナウイルス感染症流行の影響で国際的な人の往来が制限されるなか、2020年度よりオンライン形式にて開講され、今回で2回目の開催となります。

研修は1日120分の同時双方向講義で14日間にわたり行われ、各教員はZoomビデオ会議システムにより受講しました。

本研修は以下の2コースで構成されました。

(1) 英語による授業実践序論(7日間)
学びとは何かを踏まえた上で、学生主体の学び(student-centered learning)とアクティブラーニングについての考え方とその導入に必要な技術、英語を母国語としない教員が英語で講義を行う際の要諦など、英語による授業実践(EMI)に関する体系的な講義を受けました。加えて、聞き取りやすい英語発音の手法について、実践形式で学びました。

(2) 高等教育機関のための授業設計(7日間)
コース(1)と各教員の経験や講義内容に基づき、大学・大学院レベルの効果的な授業実施に向けて、適切な学習成果の設定や学生参画型の学習活動の設計、学習成果に応じた評価法について受講教員同士で議論しました。加えて、学生主体の学びや効果的な評価法に資する最新オンラインツールを学びました。最後に、各教員が模擬授業を設計して実施し、アルバータ大学教員や他の受講者からフィードバックを受けました。

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    研修の様子

受講者からは、研修で学んだことを今後の授業に生かしたいとの感想もあり、本研修によって、英語による授業において有用な知識や技術を学ぶことができました。

本研修は、本学の将来ビジョンにおいて重要な位置を占める「地域に根ざした国際化と成果の地域還元」を推進していく上での取組みとして挙げられている、グローバル人材養成プログラム及び日本人学生と留学生の混在型教育の充実、並びに海外協定大学とのジョイント・ディグリープログラムを実践する上で必要となる、英語による授業を行うための専門知識及び技能の修得につながることが期待されます。なお、2022年3月には、本プログラム参加者を対象とした続編の研修を実施予定です。

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