岐阜ジョイント・ディグリーシンポジウム2021を開催しました

令和3年12月9日(木)~10日(金),オンライン(Zoom)及び一部対面にて,岐阜ジョイント・ディグリーシンポジウム2021を開催しました。本年度で3回目となる本シンポジウムは,東海国立大学機構JDPシンポジウム(以下,THERS JDPシンポジウム)を東海国立大学機構(以下,東海機構)が,学術セッション,産官学金連携セッションを岐阜大学グローカル推進機構が主催となり開催しました。

松尾清一東海国立大学機構長からの開会挨拶の後,「ニューノーマル時代のジョイント・ディグリー~教育研究の国際化と地方創生~」をテーマとしたTHERS JDPシンポジウムでは,岸本織江文部科学省高等教育局高等教育国際戦略プロジェクトチームリーダーによる「ニューノーマル時代の国際教育交流」と題した基調講演が行われました。本講演では,コロナ禍における留学生の厳しい現状と課題,また就職を支援する各種プロジェクトの紹介の他に,それらを踏まえたジョイント・ディグリープログラム(以下,JDPという)のメリットと課題,今後の方向性等が,具体的事例と共に紹介されました。

引き続いて,本学が実施しているJDPとダブル・ディグリープログラムとの比較,立命館大学及び名古屋大学が展開するJDPについて講演が行われました。その後,植松美彦岐阜大学グローカル推進機構長による全国大学JDP協議会発足の意義や使命等について,講演が行われました。

各講演後,植松美彦岐阜大学グローカル推進機構長を座長に,岸本氏,一般社団法人中部経済連合会,立命館大学,名古屋大学及び本学とで,JDPが進める人材育成について,活発な意見交換がなされました。

閉会にあたり森脇久隆東海機構大学総括理事・副機構長から,JDPを含む国際連携教育への社会からの期待は高く,今後も関係機関との情報交換を密にするとともに,日本,ひいては世界の発展に寄与していきたい,また,全国大学JDP協議会は不可欠であり,広く参画をお願いしたい旨挨拶がありました。

学術セッションでは,「持続可能な地域開発;SDGsとその先に向けて」をテーマに,地域がそれぞれ持つ構想,地域開発計画や地域産業による環境に配慮したグリーンテクノロジーの事例などを共有し,参加者による意見交換が行われました。

産官学金連携セッションでは,「国際連携ジョイント・ディグリーを基軸とする地方創生」をテーマに,東海地域とJDP連携先の北東インド及びマレーシアを結ぶ地域創生及びSDGsとカーボンニュートラルに資する竹資源について,国内の産業界・金融関係者,行政関係者,大学関係者の間でパネルディスカッションが行われました。また,ブース展示では,東海地域の17の企業・機関が本学学生を対象に自社・機関の紹介を行うと共に,企業間での交流を深めました。

今回のシンポジウムは,THERS JDPシンポジウムが177名,学術セッションが73名,産官学金連携セッション・パネルディスカッションが118名,ブース展示が111名,のべ479名の参加者があり,大変有意義なシンポジウムとなりました。

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    THERS JDPシンポジウム ディスカッションの参加者

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    学術セッションの様子

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    産学官金連携セッション パネルディスカッションの様子

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    産学官金連携セッション ブース展示の様子

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