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国際月間特別シンポジウム「グローバル化は我々をどこに導くのか―ChatGPT時代を生き残れ! 国際化に必要な能力は本当に英語なのか?―」を開催しました

 2023年10月31日(火)に、脳科学者の茂木 健一郎氏、経営者の塩野 誠氏、吉田 和弘 学長による国際月間特別シンポジウム「グローバル化は我々をどこに導くのか―ChatGPT時代を生き残れ! 国際化に必要な能力は本当に英語なのか?―」を開催しました。会場となった本学講堂では学内外から約280名が、Glocal Lesson*1でのリアルタイム配信では約100名が、約1時間半の鼎談を聴講しました。
 本鼎談は、司会のグローカル推進機構 松井 真弓 助教が学生から受けた相談「留学は就職に有利になるの?」から始まり、英語翻訳に生成AIが利用できる時代に、なぜ英語を学ぶのか、留学するのかについて話し合いました。
 塩野氏が、英語が公用語ではないフィンランドでの自身の事業実績を例に、「英語でビジネスが完結できることはグローバル社会において前提である」と世界の共通語として英語が使用されている事を解説すると、茂木氏は「世界的な企業のトップは、訛りのある英語を話す」と言い、「きれいな英語」を話すことが重要ではないことを強調しました。また、本学がインド工科大学グワハティ校やマレーシア国民大学と実施するジョイント・ディグリープログラム*2を吉田 学長が紹介した際には、茂木氏は「多様性の国に行き、世界のトップを生む大学で学ぶことは素晴らしい経験になる」と語り、塩野氏は「エントリーシートにそうしたプログラムを修了した記載があると雇用する側としては会ってみたいと感じるし、実際に会うと他の学生との違いを感じる」と話しました。また驚異的なスピードで発展を続ける生成AIに関しても言及があり、「AIを考えることは人間を考えることである」と塩野氏が述べると、茂木氏が「もっと知識に貪欲になれ!」と立ち上がって聴衆を鼓舞する場面もあり、終始、熱い議論が交わされました。
 鼎談の最後には、3者が「これからの国際社会で働くときに役立つスキル」について各自の考えを述べ、学生らにエールを送りました。Glocal Lessonでは、この鼎談の模様をオンデマンド配信しています。
 本学では自然科学技術研究科(修士)、工学研究科(博士)、連合農学研究科(博士)においてジョイント・ディグリープログラムを実施しています。興味を持った皆様の出願をお待ちしています。

*1 グローカル推進機構が提供するオンライン学習プラットフォーム(https://www.gu-glocal.com/ )
*2 国際的対応力を備えた産業人および研究者の養成を目的として海外協定大学と共同で開設する教育プログラム。留学を伴う国際的な教育環境の中で研究活動を行い、在学期間を延長することなく、2大学による国際共同学位を取得することができます。

  • 写真

    鼎談の様子

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