『モネの池テラス』イベントを開催しました

グローカル推進機構及び地域協学センターが担当する岐阜大学次世代地域リーダー育成プログラム・グローカルリーダーコースにおいて、学生らが「関・グローカルプロジェクトチーム」となり、2025年11月8日(土)に関市板取の「名もなき池(通称:モネの池)」周辺で地域協働イベント『モネの池テラス』を開催しました。本イベントは、モネの池における滞在時間の短さという地域課題に対し、来訪者がゆったり過ごせる場を整え、観光地としての魅力向上につなげることを目的として企画したものです。

学生らは、フラワーパーク板取、モネの池環境整備委員会、関商工高等学校、地元企業、飲食店、生産者、関市役所などを訪問し、イベント運営について調整を重ねました。また、来訪者がくつろげる環境づくりとして、株式会社タイメックの技術的な支援のもと、高校生と共同でベンチを製作しました。完成したベンチは、イベント当日に関市に寄贈し、フラワーパーク板取敷地内に設置されました。

イベントでは、岐阜大学生と関商工高校生が協働で考案した地元飲食店「しょうりゅう」のイベント限定わさびビーフ丼のほか、たこ焼き、農家による野菜やスイーツ、関商工高校オリジナル商品の販売を行いました。観光客や地域住民に非常に好評で、午前中に完売した商品も多くありました。設置したベンチも多くの来訪者に利用され、滞在時間が30分以上に延びた人も多くみられました。また、来訪者へのアンケートでは、「また来たい」と回答した人が多数を占め、来訪者がゆったり過ごせる環境づくりという当初の目的に、手応えが感じられる結果となりました。

本イベントは、地域の思いや現場の課題に触れながら、その解決に向けて主体的に取り組む実践的な学びの場となりました。本講義では、今回得られた経験を次年度以降の活動へとつなげ、地域課題の発見と解決に寄与できる人材育成を一層推進していきます。


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    ベンチ寄贈式の様子

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    イベントの様子

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