広西大学からマスクが寄付されました

新型コロナウィルスの感染が世界で拡大する中、本学と大学間学術交流協定を締結している中国・広西大学から、マスク2000枚の寄付の申し出があり、令和2年4月15日(水)に学務部国際事業課にて1箱50枚入りの医療用マスク40箱が受領されました。

本学と広西大学は1986年に協定を締結して以来、学生や教職員との交流を活発に推し進めています。本寄付は、新型コロナウィルスが中国で蔓延し始めた際、日本が中国に医療支援を行ったことへの返礼として、広西大学国際交流部より航空便にて本学に寄贈されたものです。

マスクが梱包された箱には「岐阜大学へ 誰言千里隔(誰か言はむ千里隔つ)、能照両郷人(能く照らす両郷の人を)広西大学より」とのメッセージが記されていました。これは、中国・渤海(7~10世紀)の大使であった王孝廉が、814年に来日し、翌年帰国の途につくまでの日本滞在中に詠んだ詩の一部で、遠く離れた故郷も、同じようにこの瞬間、月が照っている、と望郷の念を詠った句と言われています。両国の架け橋となった大使の漢詩によって、広西・岐阜両大学の地理的な隔たりに関係のない友好の念を表したものと思われます。

本学に寄付された医療用マスクは、岐阜大学病院を中心に保育園等にも配布される予定です。

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    50枚入りの医療用マスクの箱

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    メッセージが記された小包

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