日本語・日本文化を専攻する学部生を対象とした、約1年間の研修コースです。日本語能力のレベルに応じてクラスを受講するので、段階的かつ効果的に日本語能力を向上させることができます。また、多彩な文化科目を開設し、さらに随時見学旅行も行っていますので、日本文化について深い見識を養うことができます。このような学習の上に、責任教員(指導教員)のきめ細かな指導を受けながら研修修了論文を作成して、研修コースの総仕上げをします。このコースを修了後日本に再留学し、日本の大学院に入学する学生も少なくありません。
コースの詳細
日本語・日本文化研修コースの詳細については以下の通りです。
2020年度 日本政府(文部科学省)奨学金留学生 日本語・日本文化研修留学生コースガイド
定員・期間

受け入れ定員
10人
期間
10月~8月(11ヵ月)
授業科目
必修授業科目、1週間あたりのコマ数(単位数) 1コマ=90分
授業科目 | 秋期 | 春期 | 合計 |
---|---|---|---|
総合日本語 | 5(5) | - | 5(5) |
全学共通教育科目 | - | 3(6) | 3(6) |
日本語読解演習 | 1(2) | 1(2) | 2(4) |
日本語文章表現 | 1(2) | 1(2) | 2(4) |
日本語口頭表現 | 1(2) | 1(2) | 2(4) |
日本語聴解演習 | 1(2) | - | 1(2) |
現代日本の社会 | 1(2) | - | 1(2) |
日本事情C II | 1(2) | - | 1(2) |
日本文学概論 | 1(2) | - | 1(2) |
地域実見 | 1(2) | - | 1(2) |
日本の文化芸術 | - | 1(2) | 1(2) |
論文指導 | - | 1(1) | 1(1) |
論文指導 | - | (4) | (4) |
合計 | 12(19) | 9(21) | 21(40) |
このほかに選択科目があります。科目名は変更する可能性があります。
指導体制
次の日本語・日本文化教育センター教員が責任教員(指導教員)となり、責任をもって勉学・生活面の指導をします。また、責任教員のほかに、留学生の専門分野や興味・関心をもつ分野の関係教員が、協力教員として指導にあたります。
氏名 | 所属 | 職名 | 専攻 |
---|---|---|---|
土谷桃子 | 日本語・日本文化教育センター | 教授 | 日本文学 |
森田晃一 | 日本語・日本文化教育センター | 教授 | 日本文化史 |
協力教員
若干名 他の日本語・日本文化教育センター教員、地域科学部・教育学部の教員、非常勤講師など
実地見学・行事など

岐阜県内(岐阜市・郡上市など)へ数回見学旅行を行い、日本文化に関する見識を深めます。郡上市においては、観光振興のためのモニター活動や自治体職員との交流など、地域から学ぶだけでなく、地域に貢献する経験もします。また、岐阜県・岐阜市の国際交流に関わる役割も期待されます。その他、毎年岐阜大学留学生対象の旅行が行われますが、これに参加することができます。
修了要件・修了証の発行など

日本語・日本文化研修コースで規定されている講義科目を受講し、出席率を満たした上で、一定の成績を修めた留学生については、修了証書を発行しています。
単位互換について
単位互換は、相手校との交渉を通じて可能となっています。
宿舎
岐阜大学には、大学内に外国人留学生・研究者用の宿泊施設である国際交流会館があります。日本語・日本文化研修コースに参加する留学生には、この宿舎が優先的に提供されます。